ここでは、システムの構築を行うために必要となってくるマクロの使用方法を解説いたします。
 
 「ワークシート関数は使えるけど、マクロはよくわからない・・・」と感じている方もいらっしゃると思いますが、順番に理解していけばそれほど難しいものではありません。

Excelを用いて自分だけのツールを作れるようになるためには、
 
1.ワークシート関数を理解する。
2.マクロの文法、マクロに関係する用語を理解する。
3.作業に使われるステートメントのプロパティ、メソッドなどの組み合わせパターンを知る。
4.自動記録と記録されたコードの修正方法を理解する。
5.制御構造を理解する
6.サブルーチンを理解する
ということが必要になると思います。

 プロパティやメソッドの種類にはどのようなものがあるのかを調べるには、ExcelやVBEのヘルプを参照するのも一つですが、市販のマクロ辞典のようなものを購入するのもよいでしょう。
 また、Excelにはマクロの自動記録という機能があり、これを用いればメソッドやプロパティを辞書で調べたりしなくても、マクロが自動的に記録してくれます。
 この章では、上に挙げた必要事項の最小限の事柄を順番に解説していこうと思います。
 最小限のことを覚えてしまえば、そこから、応用するのも容易になります。

1.用語の解説
 ここでは、マクロを使用する際に多く用いられる用語を解説いたします。
 詳しい解説は、市販のマクロの教則本に譲り、ここではExcelを用いてシステムトレードを行う際に必要になる用語だけを解説いたします。
 マクロの敷居が高く感じてしまう要因の一つに聞きなれない用語が多数使われることがあげられると思います。ここでまとめて解説してしまいますが、必ずしも用語を丸暗記する必要はありません。本文中で用語に引っ掛かってしまったらこのページを読み返す、という読み方でもかまいません。

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■変数
 変数とは、データを代入する箱のようなものです。
 プロシージャの先頭では、プロシージャの中で変数を使用するために、「変数の宣言」ということを行います。

例えば、
 
Subテスト ()
Dim xyz as long

 
のDimで始まるステートメントがそれです。
 
これは、
Dim 変数名 as データ型
を表しています。

Longは、-2,147,483,648~2,147,483,648の整数値を代入する場合に使用し、String は、文字列を代入する場合に、variantはセルの範囲などを代入するのに使用します。

詳しい例は、後述する「よく使われるステートメント」内でご紹介します。

 このツールで使用されているマクロを理解するのに必要になってくる用語は、この程度です。
 では、次はオブジェクト、プロパティ、メソッドの違いを理解しながら、実際に使用するコードを読み解いてみましょう。